【レビュー】逍遥御剣!銘匠伝×SUNDAY HOBBY 逍遥子 合金フレーム+組み立て式モデル c/o 模魂志

【レビュー】逍遥御剣!銘匠伝×SUNDAY HOBBY 逍遥子 合金フレーム+組み立て式モデル c/o 模魂志

『銘匠伝』と『SUNDAY HOBBY』が共同で手掛けた合金フレーム+組み立て式モデル「逍遥子」が届きました!これまでの赤鬼清盛や天狗義経と比較して、今回は「仙道を修める逍遥の人」をテーマにしており、『仙剣』を連想させる方もいらっしゃるのではないでしょうか?中国風の道袍(道教の衣装)をメカニックにするのは、モデル史上初の試みです!今日は遊んでみましょう!

全アクセサリー一覧

付属品には、合金フレームの逍遥子本体、12種類の武器、太乙機関瓠(たいつ・きかんこ)、スタンド、蓮の花の台座が含まれています。 付属品の多さはシリーズ史上最多を更新しました。

特典として付属する硬質コート紙の屏風は、水墨画の山水景色で仙道の雰囲気を高めています。この詩はまさに逍遥そのものです。

悟りを開き、道を問い、逍遥に剣を操る!

逍遥子本体は全高約22cmで、機体の外観は以前公開された設定画とほぼ同じです。本体のフル武装は「得道形態」、武器を持たない軽装は「問道形態」と名付けられています。非常に細身で美しいプロポーションをしており、非対称な道袍の裾と背後になびく長い髪が、ちょうど良い動と静の融合を表現しています。全身は神聖な白と金色を基調とし、仙人の超俗的で畏敬の念を抱かせる雰囲気を醸し出しています。今回はサンプルに簡単なスミ入れと水転写デカールを施しただけですが、全体の完成度は非常に高いです。

機体の胸部エネルギーコアは、概念化された太極模様をクリアパーツで表現し、内部には質感を強調する反射シールが貼られています。頭頂部の巨大な笠は陰陽魚から進化したものと推定され、仙人の高く結い上げた髪飾りと融合したデザインは、非常に神聖な雰囲気があります。

巨大な笠の中央と両側には、角度を上下に調整できる関節が2箇所あります。

機体の目のパーツの挟角が小さいため、目がかなり奥まっていても非常に美しい透光効果があります。

「得道形態」では背中に両腕のコンポーネントが追加されていますが、伸びた帯が本体に一層優雅で軽やかな視覚効果をもたらしています。

機体の全身の外装デザインは、基本的に「中国風の道袍」を研究して進化させたもので、非常に流れるような曲面形状をしています。スカートアーマーには祥雲の彫刻模様と金色の浮き彫りパーツのディテールが見られ、さらに青い曲線の水転写デカールによって道袍のディテールが豊かにされています。

4本の長剣は逍遥子本体の基本武装で、剣身には「風、雨、雷、電」に対応する4種類の特別な浮き彫りディテールと、それに対応する水転写デカール文字があり、天地の変化に対応するという寓意が込められています。

また、4本の剣は「御剣形態」に変形させることができ、逍遥御剣流の戦闘姿勢を実現します。

太乙機関瓠&天地人神の道!

巨大な瓢箪「太乙機関瓠」は逍遥子の重要な付属品の一つで、高さ約19cmあり、逍遥子の隣に置いても非常に存在感があります。逍遥子の背中に背負わせることもできますが、重心が偏る関係で、後ろ側はスタンドで補助が必要です。

瓢箪の模様のディテールは逍遥子本体と互いに呼応しており、瓢箪の上部を引くと連動して展開し、4本の武器の封印を解除することができます。

瓢箪の外側のクリアパーツはUV紫外線に反応して蛍光し、普段は気づきにくい模様のディテールも浮かび上がらせます。

武器の収納以外にも、瓢箪の中には人民元を収納する十分なスペースがあり、いざという時の備えになります。(これは評価できる点です)

4本の武器はそれぞれ「天、地、人、神」に対応しており、4本の武器を合体させて「道」と名付けられた大剣にすることもできます。

合金+POM 超可動フレームの道

逍遥子の完成度を高めるため、今回の銘匠伝の完成品フレームは、肩、肘、腰、股関節、膝、足首の主要な関節部分に合金+POMパーツを使用し、関節の耐荷重性とバランスを強化しています。

フレームのデザインには、透明な赤と青が交互に配されたディテールパーツが取り入れられ、「経絡」や「血脈」を表現しています。これらのディテールは外装を装着すると隠れてしまいますが、細部までこだわり、フレームのコンセプトをさらに昇華させています。

頭部と首の関節は2段階の回転軸可動を採用しており、髪飾りや編み込み、笠など、可動を妨げる多くのパーツがあるにもかかわらず、頭部の角度を柔軟に調整できます。

フレームの回避可動設計のおかげで、今回の腰部関節は約75度の断腰式曲げ可動が可能です。左右の回転や横方向への動きも楽々実現します。

腕は90度以上水平に上げることができ、肘は約120度曲がり、肩には外側へ引き出す可動構造があり、ポージングの良い補助機能となります。

今回のスカートアーマーはかなり巨大な造形ですが、スカートアーマーの接続パーツには5段階の回転軸関節があり、下半身の可動への影響は非常に小さいです。

股関節には上下に伸縮するロック式関節があり、膝は約120度曲がり、横方向への蹴り上げは90度を超え、足首の接地性も非常に信頼できます。

上記で述べた様々な超可動関節構造により、片膝立ち、両腕で大剣を握る、大きく開脚した馬歩、胡坐(あぐら)など、高難度のポーズもすべて実現可能です。

台座の組み合わせ - 蓮の花の飛翔の道!

蓮の花の台座は、このキットをさらに昇華させ、逍遥子をどこに置いてもまるでショーケースの主役のような存在感を持たせてくれます。台座の全長は約36cm、台座の高さは約9cmで、中央の太極陰陽魚の模様は移し絵印刷です。8枚の蓮の花びらにはそれぞれ異なる模様があり、八卦図の「乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤」に対応しています。

台座の下部には、パーツを収納するための箱も用意されています。

蓮の花びらはすべて立てて展示することもできます。

蓮の花の台座と瓢箪には専用の斜め展示用スタンド接続パーツがあり、瓢箪と組み合わせて新しいスタンドになります。これにより、逍遥子本体がその上に軽やかに立つことができます。

さらに、通常の伸縮スタンドも付属しており、スタンドの外側には「祥雲」の古風な浮き彫り模様があります。

ポージングの実用性と力の方向から見ても、このスタンドは十分実用的です。もしポーズをつけて飾る場合、ガラスブロックで蓮の花の台座の後ろ側を高くし、逍遥子本体が蓮の花から飛び出すようなポーズを取らせ、様々な武器を手に、飛剣が周りを飛び交うようにすると、本当に壮観です!

あとがき

現在の主流である「ガンダムメカ」とは異なり、今回の銘匠伝とSUNDAY HOBBYのコラボレーションは、最も美しい差別化デザインを打ち出したと言えるでしょう。道袍とメカの融合だけでなく、道教や仙道といった核心的な概念を製品デザインに組み込んでおり、その考証や作業量は私が把握しているよりもはるかに多く、精巧なものだと思います。さらに、このボリューム満点の付属品(合金完成品フレーム+様々な武器+巨大な台座+大型屏風背景板…)を見ると、これが本当にこんな価格で手に入るのかと疑ってしまいます。

 

商品ページ:銘匠伝 & Sunday Hobby 逍遥子 プラモデル

 

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