【レビュー】超詳細解説!Infinite Dimension 1/100 ネメシス(隠されたギミックも!) c/o 模魂志

【レビュー】超詳細解説!Infinite Dimension 1/100 ネメシス(隠されたギミックも!) c/o 模魂志

『Infinite Dimension』10周年記念の大作「1/100 ネメシス」。数日前に全てのランナーを確認し、多層フレーム構造を1/100スケール(20cm)のモデルに凝縮し、組み立ての楽しさを提供してくれる一品です。今回は、友人たち(チームで8~9時間)と完成させたので、さっそく一緒に見ていきましょう!▼

【開封レビュー】新年の大作!Infinite Dimension 1/100 ネメシス 全ランナー紹介 c/o 模魂志

本体

全体の外観は、引き続きインフィニット・ディメンションらしいデザインで、直線的なデザインに加え、肩アーマー、胸部、腹部、腕、大腿部などによりスリムな曲線処理を施しています。そのため、全体的なプロポーションがより自然で調和のとれたものに見えます。カラーリングは、赤、濃紺、グレーを基調とし、一部に金色のアクセントが加えられ、やや派手な外観設定が「ボス機」としての存在感を放っています。▼

背部武装を取り外すと、本体のフォルムがさらに際立ちます。組み立て中、デザインチームのこだわりが感じられました。特に肩アーマーとふくらはぎスラスター外装は、赤または濃紺の2色から選べる仕様になっています。今回は片方の肩アーマーに赤いパーツを使用しました。

外装を取り外すと、内部の精密なフレーム構造が確認できます。これは1/100スケールモデルに多層構造を詰め込んだ技術力の証と言えるでしょう!▼

もちろん、「サイコフレーム」を装備した状態に組み立てる前に、まずは基礎となるフレームを組み立てる必要があります。情報量としてはやや物足りない印象もありますが、それでも多くのディテールが確認でき、さらにエッチングパーツを追加することで、後の構造にしっかりと基盤を作ることができます。▼

完成後の全高は約20cm。肩アーマーやバックパックを含むと、全高は約24cmに達します。3年前の「1/100 ジェネシス」と比較すると、一回り大きいサイズ感です。(※設定上、この2体はライバル関係にあるとのこと)▼

偶然手元にあった「PMD 曙光」とのパーツ互換性をテストしてみたところ、頭部とバックパックスラスターは直接交換可能でした。カラーリングを考慮しなければ、意外と良い組み合わせですね!▼

ディテール

内部フレームの細部を活かすため、今回は外装のいくつかの箇所にメンテナンスハッチ開閉ギミックが設けられています。それでは、各部を詳しく見ていきましょう!▼

ちょっとだけツッコミを入れると、機体の名前は「復讐の女神」なのに、頭部の頬には灰色のパーツが追加されていて、どことなく渋いおじさんっぽさを感じます。▼

腕部については、大型の肩アーマー内により複雑なディテールが追加されており、一部のディテールでは厚みのあるアルミ箔ステッカーが使用されていて、見た目の質感が向上しています。▼

外装を装着した状態の腕部は、完成度が非常に高く、シャープな印象を受けます。▼

肩アーマーには伸縮する連動ギミックが内蔵されており、連動機構を引くと「花が開く」ような華やかな演出が楽しめます。▼

脚部フレームの設計は腕部と似た構造で、大腿部の銀色フレームには左右を区別する仕様が採用されています。膝を曲げる動作の際には、脛の両側にあるスラスターが連動して回転するギミックが組み込まれています。

すね外側のスラスターは、赤色または黒色のパーツを選んで取り付けることができます。▼

基本バックパックは、機体のコクピット兼脱出ユニットとして機能します。コクピット内にはパイロットフィギュアが搭乗しており、取り出すことも可能です。▼

バックパックのディテールは本体に劣らないほどの密度を誇り、基部には3段階の回転軸が組み込まれています。▼

スタンドとバックパックを接続するパーツには、固定式と可動式の2種類が用意されています。▼

機体がフル装備状態になるとバックパックの重量が本体を上回ることを考慮し、安定したスタンディングポーズを取るために専用の支柱が付属しています。▼

整備台

機体をより良く展示するため、今回はベースデザインに基本的な額縁型の台座を採用し、三方に「解体匠機」をオマージュした整備台を追加しました。これにより、機体や武器をしっかりと展示できます。▼

ベースには豊富な機械ディテール、配管、格子、足場、拡張用ポートなどが搭載されています。もし追加で照明を2つ設置できれば、さらに素晴らしくなりそうです。▼

整備用アームは2本のクランプが可動し、台座上の任意の穴に取り付けることができます。また、アームは折り畳み剣を保持する用途にも活用可能です。▼

機体に付属する10本の実体剣は、台座両側に専用スロットが用意されており、「剣塚」をイメージした配置で展示できます。▼

機体のネームプレートはエッチングパーツで作られており、「復讐の女神」の蛇紋デザインは今年の干支にもマッチしています。▼

整備台に機体を組み合わせて展示すると、本作の最も効果的なディスプレイ方法と言えます。▼

武装

機体の武装は合計12本あり、全てをバックパック両側に取り付けて機翼として使用できます。また、機翼を軸で角度を変えて配置することで、マントのような外観を演出することも可能です。▼

武装部分はモジュール化設計が採用されており、3種類の異なるサイズの実体剣は、基本となる折り畳み剣を拡張する形で構成されています。また、折り畳み剣自体は短剣モードとハンドガンモードの2つに変形可能です。(そのため、同じ折り畳み剣を8本組み立てる必要があります)▼

折り畳み剣は接続パーツを使用してリアスカートに収納することが可能です。▼

さらに、機翼剣のような武器が他の武器と組み合わせて使用できるようになれば、より豊富なプレイバリエーションが楽しめそうです。▼

大型実体剣は、剣身を分割することでビームライフルモードに変形可能です。▼

シールドクロウ(盾爪)は、爪の方向を変えることでクランプ(鉗子)形態に変化します。▼

可動

可動域は非常に優れており、主要な関節パーツにはPOM材質とABS材質の2種類が用意されています。どちらを使用するかはプレイヤー自身の判断に委ねられていますが、説明書には推奨される選択が記載されています。▼

頭部は首の部分に大きな可動域があり、喉元には銀色のディテールパーツが追加されています。▼

腰部は多段可動構造を備えており、バックパックの重量を考慮すると、事前に組み立て済みのPOM関節を使用することが推奨されます。▼

股関節には大きく引き下げられる関節構造があり、片膝立ちのポーズを取る際には下図の角度を参考にできます。▼

肩は水平に約90度まで上げられ、肘は2段階で曲げることができます。前腕と上腕にはそれぞれ回転関節があり、肩関節は前方に約45度引き出すことが可能です。これらは非常に標準的な可動構造です。また、握り拳、開き手、爪型、武器持ち手の4種類の交換用手首が付属しています。▼

全体的に可動性能は良好ですが、肩アーマーやバックパックが互いに干渉することは避けられません。関節設計に余裕を持たせてあるものの、ポーズを取る際には、バックパックを一旦取り外して本体の姿勢を調整し、最後に再度装着することをお勧めします。▼

 

商品ページ:インフィニットディメンション Infinite Dimension 1/100 復讐の女神 RT-002 ネメシス プラモデル

 

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